ハエ

ハエ対策の基礎

夏が近くなると様々な虫が家の中にわいてきますが、その中でも特にハエがブンブン飛んでいると激しい嫌悪感を抱いてしまいますよね。

人間には感じることのできない腐敗臭を敏感に感じ取ることができるので、気づかずに放置していた食べ物にハエが群がっていた…なんてこともよくあることです。

ハエが来てしまう前にできる対策、来てしまってからできる対策についてまとめてみましたので、夏が来る前は特に必読ですよ!

ハエとは?まずは特性を知る!

ハエの生態について

蠅は国内だけでも3000種ほどいて、それぞれ生態が異なります。イエバエ類、ニクバエ類、クロバエ類、キンバエ類などがおり、これらの蠅は大腸菌を始め黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌、赤痢菌、腸炎均など各種の病原菌を媒介します。

特に人間の生活圏内に生息しているがイエバエですが、このハエは自然環境ではほとんど存在しません。

ハエの一生

ハエは通常卵の状態から1〜3日で孵化します。幼虫(うじ)は4〜10日で乾いた場所でさなぎになり、さらに4〜5日で成虫に成長します。羽化後、4〜5日もすると産卵を始め、1回につき50〜150個の卵を産み、一生の間に500個の卵を産むことで知られています。

ウジ虫は益虫?

ハエの幼虫であるウジ虫は、動物の死体に群がっている害虫のイメージが強いと思いますが、実は傷口にウジ虫がたかることによって、傷口の細菌や膿を食べて傷をよくしてくれる益虫としての側面があります。

戦時中は傷の手当が不十分になることが多く、殺菌成分を出しながら、生きている細胞は食べずに腐敗細胞や壊死細胞のみを食べてくれるウジ虫は益虫として知られていました。生理的には受つけがたいものがありますが…。

ハエ対策の基礎について考える

家の中に入れない!

家の中にハエを発生させないようにするには、家の中にハエを入れないようにする工夫が必要です。当たり前じゃないと思われるかもしれませんが、イエバエは生ごみや食べ物に卵を産み付けます。

ですから生ごみをむき出しにしていたり、食べ物を放置したりすると嗅覚の鋭いハエを呼び寄せてしまう原因となってしまいます。常に清潔を心掛けて、ハエに卵を産ませる隙を作らないようにしましょう。

侵入できる場所を作らない!

ハエの侵入場所は窓や玄関だけでなく、下水から排水溝を通って侵入してくることがあります。ですからU字管やS字管などのように水が溜まるタイプは別ですが、水が溜まらないタイプの配管の場合、使用しないときは排水溝の蓋を閉めるようにしましょう。

また洗面台のオーバーフローの穴や浴槽と壁の隙間などに汚れが溜まり、そこにハエが卵を産み付ける場合もあるので、洗剤などで清潔にしておきましょう。

ハエ同様、蚊も侵入に気をつけるべき生物です。

蚊対策の基礎

これは効く!ハエ対策グッズ

置くタイプ

ハエがたかりやすい場所の1つが台所ですが、食物を扱う場所なので、できれば薬品をまき散らしたくはないものです。

そこでおすすめなのが、置くタイプのハエ取りグッズです。ハエの好きなニオイで誘引し、ポット内にあるゼリーにおびき寄せてキャッチして殺すので、台所を汚さずに済みます。

噴射タイプ

では今目の前にハエが出てきた場合は?ポットに入るのを待つことなんてできない!そんな状況もあるでしょう。

そんな場合は直接ハエに噴射できるタイプのグッズをオススメします。
100%天然成分由来の商品もたくさんあるので、台所で使用しても安心ですね。

ハエ対策の基礎についてまとめてみました。

一度にたくさんの卵を産めるハエは、一度住み着いてしまうとやっかいですね。
気持ちの悪い思いをしなくても済むよう、ちょっとした気遣いでできる対策をバッチリして、気持ちのいい家を保ちましょう。